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すると木崎は、ふっ、と鼻であしらって冷徹な目線を翼に向けた。
「女遊びに明け暮れるヒマなんかあるなら、授業にでたらどうだ。」
「女と授業、比べものになんねー。女に決まってるし、こんな男ばっかなトコにいたんじゃ楽しくねーだろ。」
翼はニヤっと笑うと木崎の足を軽く蹴った。と、瞬間的に木崎は翼の手首を強く掴み冷徹な笑みを浮かべた。
「…大人はナメない方がいい」
「はっ、何言っちゃってんの?」
木崎が手を離すと、翼はイスにもたれかかって小さなため息をついた。
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