ありがとう。

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彼は理由を改めて聞いた。 彼女は話した。 2人は小さい時、この崖で一家心中をしたこと。 そして、弟には遊ぶ友達がいなかったこと。 落とそうとするのは友達が欲しいからだということ。 そして・・・崖で死んだ人は誰も友達になってくれないことを話した。 「お願いします・・・弟に友達を・・・。」 彼女は静かに祈った。 すると、男が。 「なってやるよ。その弟の友達。」 「本当ですか!?」 彼女は喜んだ。 そして・・・2人は礼を言いながら成仏していった。 幽霊の友達もいいもんだと男は思ったとさ。 end.
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