恋の始まり

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男だけど可愛いものが好きで 高校生にもなってぬいぐるみとかも大好きで ふわふわして優しくて可愛いお母さんがくれた、おっきな目が可愛いストラップとか付けちゃって 「由良(ゆら)ちゃんって見た目だけじゃなくて、中身も女の子なんじゃなあい?」 ケラケラ。馬鹿にされてるのとか…慣れてるし… 「それ、可愛いね」 「…………」 すんごく単純なんだけど 「猫、好きなの?」 「………猫…も…好き」 単純でも…いいと思う 「他はどんなのが好きなの?」 「………………可愛い…の」 キラキラと優しく笑ってくれて 「そうなんだ、そのピンも可愛いね。よく似合ってる」 「………………」 サラって髪を撫でてくれた。 「……い、…委員長」 「ん?」 「な、名前…!」 「うん」 口下手な僕の言葉を怒らないで待ってくれた。 「名前で………呼んで…………………い…?」 「クスッ、うん、いいよ。俺も由良って呼んでいい?」 「……ん……………たか…みね…」 そんな………を好きになりました。 高嶺を。好きになりました .
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