しりコメの始まり始まり~

11/86
前へ
/86ページ
次へ
勇「さてと、明は放っておいて俺達だけで続きするか」 綾「そうね。えーと次は『ま』だっけ?」 玲「あなた達も鬼だわ」 綾「そういう玲こそ鬼だと思うわよ?」 勇「上に同じ」 玲「うっ……」 枕投げ→げ 勇「懐かしいな枕投げ!」 玲「えぇ。小さい頃よくやったわね」 綾「?」 勇「綾どうした?」 綾「枕投げって何?」 玲「そのままの意味よ? 枕を投げて相手にぶつけたりする遊び」    勇「そうそう! 小さい頃よく玲とやったよな!」 綾「へぇー、そんな遊びあるんだ。知らなかった」 玲「そうね。確か勇人が毎回やられて泣いてたよね」 綾「泣くほど痛いの!? その遊び!?」 勇「いや違うだろ? 玲がもう許してーとか言いながら泣いてたはずだ」 玲「私そんなこと言わないわよ! 勇人の記憶違い!」 勇「そんなわけない! 俺は玲に枕投げで泣かされた記憶はないぞ!」 綾「あのー」 玲「嘘よ! 私だって勇人に許してーなんて言った覚えない!」 綾「おーい」 勇「じゃあ勝負するか? どちらかが参ったと言うまで勝負を続けて、負けた方が泣いたってことで」 玲「いいわよ。今でも勇人に枕投げで負けないから」  勇「決まりだな。いつにする?」 綾「無視かー!」 玲「綾? どうしたの? 勇人、あっちの世界で落ち着いたらでどう?」 勇「分かった。後悔するなよ」 玲「そっちこそ」
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加