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教室まで来たものの
「なんであんなに静なんだよ。これじゃあ入った瞬間晒しものじゃねぇか。」
小声で朱美に話しかける。
「どうしましょう。これじゃあはいれませんよー。」
どうやら入りづらいのは同じらしい。さて、どうしたものか…。
「君たちは何をしているのかなー?」
背中に悪寒が走る。振り向いてはいけないきがするが、振り向かないと死んでしまう気がする…。
恐る恐る振り向くと…
「君たちが遅刻者かなー?早く教室入らないと退学にしちゃうよー?」
こんなことをサラッと言う鬼…のような顔をした女教師が居た。
「アハハ、今から入ろうしてたんですよ。なっ?」
朱美に同意を促すが…
「戒くーん。早く入りなよー。」
既に教室に居やがった。あのやろう、逃げやがったな。
「はぁー。わかったよ。」
教室に入る俺。もう疲れたよ。色々な意味で。
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