1章

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「とりあえず皆、入学おめでとう。私は今年、君たちの担任をする三河 初音(ミカワ ハツネ)。担当教科は戦闘学。使用武器は上格武装の一文字<刀>。歳は内緒。一年間よろしくね?」 おいおい。最後にウインクなんかするから男子の過半数が鼻血出してんじゃねぇか。 周りを見渡してみるとウインクにやられたらであろう男たちの鼻から赤い液体が垂れている まぁ確かに美人にやられたら大半の男はアウトだな、ありゃ。 内心呆れていると 「じゃあ各自、自己紹介頼むよ。出席番号一番から順によろしく!」 自己紹介ねぇ。めんどくせぇ。寝るか… 「…くん。戒…ん。戒くん。」 声からしてどうやら朱美に起こされたらしい。 「どうした朱美?昼飯か?」 「違うよ。自己紹介。」 …忘れてた。そういや自己紹介の最中だったな。
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