1章

5/19
前へ
/135ページ
次へ
考えても仕方ねぇ 「じゃあ早く行くぞ。遅刻だけどなんとかなんだろ。」 この娘の手を握って少し早めに歩く 「あっ…」 ん?なにか言いたそうだな。…あ、そういえば 「…名前」 「え?」 「名前聞いてなかったな。わかんねぇと色々不便だし教えて貰っても大丈夫か?」 いつまでも"君"とかじゃあ失礼だもんな。 「私は諏訪 朱美(スワ アケミ)です。私もあなたの名前を知りませんので教えて貰っても?」 そういや教えてなかったっけな。つか、顔赤いけど大丈夫か?まぁいいや。 「俺は小笠原 戒。一応、同じ学校の生徒ってことでよろしくな。」 うん。こういうのはちゃんとしないと人間性にかけるからな。大事だよ。 「はい。よろしくお願いします。」 軽く頭を下げてきた。 よくできた娘だ。敬語はきせなのなか? 「とりあえず急がねぇと大変だ。行くぞ?」 俺の言葉で学校へ向かう俺達だった。
/135ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加