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結論、
お祭りは楽しかった
私服姿の彼に同じく私服姿の私
浴衣は着なかった
着飾る私を彼は求めていない気がしたからだ
実際のところはわからない
彼は至って普通で、何も変わらなくて
だから、わからなかった
多くの人
屋台が連なる
どこかで子供の泣く声がする
当たり前のこの祭り独特の空気
私は今までの祭りより、神秘的に感じた
それは、隣に立つ彼のせいなのかはわからない
「何食べようか?」
微笑が更なる神秘を引き出す
「たこ焼き食べたい」
彼の裾を引っ張って、たこ焼きの屋台を目指す
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