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―――昇降口。
さっきの爆発音はなんだろう。上から聞こえたが…。
まさか、ffがやられた音じゃないだろうな。
「可能性はある」
「え?あ、ああ…」
また、たいちゃんに心を見抜かれた。もしかすると彼の能力かもしれない。
「うーん。レッド、状況は?」
「上に沢山のエネルギー反応が集結しています。Sランクが1つ、後はBランクが殆ど…」
村長の問いかけに一瞬で答えるレッド。彼女の能力もだんだんわかってきた。
この状況に慣れつつある自分が怖いくらいだ。
大佐は曲がり角付近の壁に張り付き、慎重に奥の道を覗く。さらに、手頃な小石を投げて何かの安全確認をしていた。
「進路、オールクリア」
…あの人は本当に高校生なのだろうか。
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