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正直、俺は学校を辞めたいと思っている。別に学校を辞めたところでやりたいことなんてない。
しかし、今俺が高校生であることに何の意義も見いだせないのだ。
「はあぁ」
低く、重い担任のため息が机に当てられた。机には、よくわからない本やバスケ部の集合写真が所狭しと置き並べられていた。
それに今、担任がゆっくりと置いたティーカップが追加される。
「こうなると、仕方がないな」
担任は独り言を呟く。それからすぐに机の引き出しの一番下の段を引いた。
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