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彼は小さな焼鳥屋の店長だった。
眼鏡が似合ってて、背も普通に高くて、なんていうか。
とにかく一目惚れだった。
神様が出会わせてくれた。
本気でそう思った。
こんなにドキドキしたのは10年ぶりかもしれない。
でもそれから三ヶ月はその店に行く機会がなかった。
小学生の息子を連れて飲みに行くなんてことを
あたしの常識としてなかった。
そして11月のある日
占いをなんとなく見てて
「運命の人は出会いはお酒を出すところで働いている人」
と出て
一瞬であの人だと気づいた。
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