共同体。

第一話『２人は・・・うん。』

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「ちぃーっす。」

「あ？……………てめえ」

「ばあちゃんいない？」

「おいっ、連絡無しに来んなって言ってんだろ！」

俺の話を完全にシカトして、あおちはずんずんと家の中に入っていった。

「お、リンゴ発見。」

「あおち！」

あおちは包丁を持ち、慣れたようにリンゴを切り始めた。

「あー、ハル。皿取って。ここに置いて。」

俺はいつも思う。コイツは絶対礼儀というものを知らない。