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台所から居間に移った。
あおちがたっぷりと蜂蜜が染みたリンゴを食っている。正直匂いでこっちは吐きそうだ。
「………………うーん。」
あおちがフォークで刺したリンゴがテーブルの上に落ちた。実はもう三回目の事だ。
「おい。おこちゃま。」
「あー、クソ！大体俺は甘い物はキライなんだ!!!」
だったら食うな。
「帰る！」
帰れ。
「たく、用が無いなら最初から来るな。ゆったりさせろ。余計な手間作りやがって。」
「うるせーな。小言をぐちぐちと。主婦か。」
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