キャバ嬢デビュー...

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... 「可愛いね~ 麗奈ちゃんと張れるよ!」 「ちょっと!斎藤さん~ 麗奈より瑠維ちゃんを 見る目がイヤラシイ~」 口を尖らせた麗奈さん 「...ばれちゃったかぁ~ あはは~」 そう言って頭をかく 斎藤さん ...あの後カズさんにみっちりと 仕事内容を叩き込まれ 実践あるのみと 麗奈さんのお客である 斎藤さんの席に ヘルプ...だっけ? とりあえず 麗奈さんと斎藤さんの席に付き 現在に至る訳だ 斎藤さんは大手企業の 役職らしく お店でも大振舞の 気さくな人らしい 暫く麗奈さんと斎藤さんの やり取りを聞き 会話の流れを把握する ...なるほど 麗奈さんの会話は容姿との ギャップがあるんだな ...なんて思っていると 「麗奈さんリストです」 カズさんが麗奈さんを呼んだ 「斎藤さんゴメン! すぐ帰ってくるから 待っててね」 そう言ってグラスを カチンと鳴らす2人 「僕は瑠維ちゃんと 仲良くやってるから お気になさらず~」 わざと意地悪く言う斎藤さんは 子供みたいだ 「斎藤さんの意地悪... 麗奈悲しい~」 オーバーな泣き真似を する麗奈さんに 満足気な斎藤さん 男女関係は難しい 最後に私に近づく麗奈さんは 耳元にプルプルの唇を寄せた 「斎藤さん随分と 瑠維ちゃん気に入ったみたい 今までにヘルプの子に 興味もったことなんてないの... 今日は初出勤祝いで 斎藤さん...瑠維ちゃんに譲るよ」 そう言ってニッコリ笑ってから 麗奈さんは行ってしまった ... 「瑠維ちゃん夜のお仕事は 初めてなんだ? どうりで初々しいね! 僕は好きだよ...そういう子...」 耳元で囁く斎藤さん すると太腿に違和感が...
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