愛を知った2人...

14/15
前へ
/168ページ
次へ
銃声音と共に 右胸に激痛が走る 良かった 鉄二に当たらなかったんだ 私...死ぬのかな やっと全て思い出して やっと鉄二と両想いに なれたのにな 悔しいな 「瑠維!!!」 鉄二... 抱き寄せられる ...泣いて...るの? 「瑠維!!瑠維!! しっかりしろ!!」 私のために 綺麗な涙 「大丈夫だよ... 鉄二...心配しないで? 鉄二を置いて... 死んだり...しない だから泣かない...で」 以前鉄二もこんな気持ちで 私に言ったのかな... 手を伸ばして 鉄二の頬に触れる あったかい... 「フフフ... 面白いわ~ 傑作よ!! ...鉄二最後に私からの 最高のプレゼント...フフ」 ニタニタと薄笑いを 浮かべ近寄る女の人... 「鉄二...逃げて」 「瑠維...大丈夫だ 俺が命にかえても...お前を 守ってやる」 私の目の前に立ち上がる鉄二 やめて... お願いだから 逃げてよ やだ...お願い 振り向き微笑む鉄二 ...いやだ... 「逃げてぇええええええ」 ...
/168ページ

最初のコメントを投稿しよう!

611人が本棚に入れています
本棚に追加