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それから3週間がたった
病院も大阪から自宅近くへ
転院した
毎日入れ替えるように
麻里奈さん
日向君
由紀ちゃん陸君夫婦
麗奈さん涼さんカップル
カズさん
孝一さん
お店の女の子達
高校からの友達
みんな心配して来てくれる
凄く幸せだ
だけど...
いまだに鉄二と面会できず
もどかしい気持ちを抑え
日々治療とリハビリで
過ごす毎日...
右胸というか右腕の付け根を
貫通した銃弾のせいで
右腕が上手く動かないからだ
はぁ...
...鉄二
大丈夫かな?
早く...逢いたい
もう何もかも終わったんだ
元気になったら
また鉄二と一緒に過ごせるんだね
...待ちきれないなぁ
...
そういえば今日は
私の19歳の誕生日だ...
この日は色々な想いが
込み上げる
いっぱい辛い想いをした
でも...私と鉄二が出逢えた
最高の1日
...フワッ
病室の窓から
心地よい風が入り
月明かりが差し込む
今日は三日月か...
「よいしょ...」
左腕で体を起こし
少し夜風にでも当たって
こようと屋上へ歩き出す
休憩所の横の階段をのぼろうと
歩みを進めると...
ん?話し声が聞こえる
こんな時間に誰だろう
近づくと声の主は
麻里奈さんと日向君のようだ...
ま...まさか!!
2人ともそそそうゆう関係に?!
き、気になるではないか...
いけないと思いつつも
影に隠れて2人の会話を
盗み聞きしょうっと
...
「...もうそろそろ
本当の事を瑠維に
話さないとな...」
「そうっすよね
いつまでも隠し通せる事じゃ...
ないっすよね」
ま、まさか!
この2人...
付き合ってるのか?!
ドキドキ...
「瑠維ちゃん
耐えられるかな...」
「しかし...いつかは
乗り越えないといけない事だ
言ったんだろ?
生き抜いて幸せになれって...」
...
な...んの話...?
誰が...言ったの...?
軽い気持ちで立ち聞きした事を
今更後悔しても遅い
ドクン
ドクン
この嫌な胸の高鳴りが
するとろくな事が起こらない
「鉄二は死んだんだ...
瑠維にはそれを
受け入れてもらわないと
鉄二も安心してあの世に
行けないだろ...」
...う...そ
死んだ...?
誰が...?
気がつけば私は
フラフラと覚束ない足取りで
屋上へ向かっていた
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