キャバ嬢デビュー...

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フワフワする足元 「ちょ...さいと...ん...」 ...初めてのキスは 絡みつくような激しさに うまく息が出来ず 余計に視界がグルグルと回り出す だけど体が求めるような 疼きを感じる 抵抗なんて事も忘れて 夢中になってしまった ... グイ 急に腕を掴まれ 斎藤さんと引き剥がされる 「...そこまでですよ」 クラクラする... あ...鉄二だ 怖い顔してる 「...お店の子に お店の真ん前で手を出されては 困ります」 「あぁ...ごめんごめん つい可愛くて... もう帰るから勘弁してよ ...じゃあ瑠維ちゃん またね」 斎藤さんはいそいそと タクシーに乗り込み 去って行った 「あーぁ... 気持ち良かったのにな」 ポソリと呟いた私に 「じゃあもっと 気持ちいいこと... してやろうか?」 不敵な笑みを浮かべた 鉄二の手を握って 私は頷いてしまっていた
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