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...
頭がガンガン痛む
気持ち悪い...
重い瞼を開けると
...鉄二の整った顔が
目の前にあった
スースーと寝息をたてている
...ガッチリ腰に腕を回され
身動きが取れない
私は抱き枕ではない!
...
でも寝起きの人の温もりが
こんなに居心地が
いいなんて...
自然と笑みが溢れる
「...何ニヤニヤしてんだ?」
「お、起きてたんですか?」
「あ"?
お前がモゾモゾ動くから
起きちまったんだよ」
「あの...この状況は
一体??」
「あ"ぁ?!
お前昨日の事...
覚えてないとか
ぬかす気か?」
き、昨日?!
え?!
気がつけばドレスではなく
ガウンを着ている
ままままさか...私
鉄二と...?!
サァーっと血の気が引いていく
「...(ニヤリ)
お前昨日は
乱れてたなぁー
このメスブタが」
め、めすぶた...?
み、みだれた...???
何のこと?!
誰か嘘だと言ってくれ...
「...大変だったんだぞ
お前のゲロまみれ...
部屋に着くなり
真っ裸になるし...はぁ
ま、借金にプラス俺の
スーツ代追加で勘弁してやるよ
20万な!」
...え?
えぇぇえええ?!
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