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...バタン！
車のドアが閉まる音で
ビクリと肩が跳ね上がる
これから先どうなって
しまうんだろう
もう...どうにでも
なってしまえ
私はそのまま深い眠りについた
...
グイ！
「起きろ」
腕を掴まれ強制的に
眠りの世界から現実へと
引き戻される
車から降りると
古いビルの前だった
男に腕を引っ張られながら
ビルの5階までエレベーターで
のぼると煙草くさい
事務所のような場所で扉が開き
エレベーターを降りた
すると高級そうな椅子に
ふんぞり返って座り
葉巻をふかす中年の男と
目が合った
「おい...鉄二
このクソガキどこで
拾ってきた」
どうやらアニキと
呼ばれている男は
鉄二と言う名前らしい
どうでもいいけど
「例の最終通告の
田中の娘です...
奴らコイツ置いて
逝っちまったんで
かわりに風俗でも
ブチ込もうかと...」
ニヤニヤと
私の全身を舐め回すように
見つめる2人
気持ち悪い...吐きそうだ
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