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「あんたは一体・・・誰なんだ」
少女は、不思議そうに目を大きくパチパチしながら、僕を見つめた。
「私は、あなたを幸せにするためにここに来たのよ」
彼女は、彼を見ながら静かに笑い、
「あなた、自分の名前わかんないですよね?」
なぜ僕が自分の名前を知らない事を知っているのか、とても不思議に感じていると、
「なぜ僕が自分の名前を知らない事を知っているのかって・・・私は、あなたを天国に導いて行かなければならないの」
「えっ、何で?何で声に出していないのに、僕が感じていたことが分かったの?っていうか、僕が天国に行く・・・そんなはずないじゃないか!
僕は生きているんだぞ。それなのに何でだ!!」
彼女は、驚いた表情を浮かべながらまた、静かに笑い
「あなた、もう死んでいますよ。これから天国に行くか、永遠の眠り続けるか、
どちらか選ばないといけないです。
永遠の眠り続けることになるのなら、あなたは生き返ることができないのです。」
彼女は、ため息をついた後、優しい表情を彼の目に移した。
彼は、その表情を見て不思議そう頭を傾げていた瞬間、頭が痛くなり彼女 の姿が薄っすらと消えて、彼は気を失ってしまった
気を失った彼の顔の表情には、とても悲しそうな表情を浮かべていたのです。
彼女は彼の悲しそうな表情を見ながら、頭を撫で彼女は彼の頭に右手の人差し指を一本置いて、
「頑張ってね、これからいろいろ嫌な記憶が戻って行くけど最後まで思い出してくださいね。そしたら、人生をやり直せることができますよ。三浦 ひろき君。」
彼女が言い終わった後、彼女が消えていった。
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