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謎の少女
僕は誰だ・・・思い出せない、何もかも。私は何でこんな暗闇の中にいるんだ?
誰か助けて。寂しい、寂しいよ。お願い助けて
すると突然、暗闇の中から一筋の光が差して、僕を優しく包み込んだ。
「大丈夫。一人じゃないよ」
まるで歌うように呟かれたソプラノの声に僕は息を飲んだ。
気がつくと、眩しくて目が開けられないほど強い光の中に僕はぽつんと一人で立っていた。
何が起こっているか分からず、必死に目を凝らした。
すると甘い香りと共に、一人の少女が僕の目の前に現れた。
肩にかかるくらいの長さで茶色の癖のある髪に、透けるような白い肌はまるで
おとぎの国のお姫様みたいだ
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