あたしは、散らない

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鼻子がハニカミながらサヤと握手を交わすと、それを皮切りに「わたしも!」「私も仲間に入れて!」とクラスメイト達が集まり出した。 その光景は飴玉に群がる蟻のようだと、冷静なあたしが言っているがそれどころじゃないんだよ。これは絶体絶命のピンチだ。 あたし含むサヤ達"目立つ組"はさあ、ジーミーズの手に届かないところにいなきゃいけないんだよ。 それなのに、こっちから「友達になろう」なんてどうかしてる。 あたしはそれを阻止するべく、彼女の元へ向かった。
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