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「はぁぁぁぁぁ……すぅぅぅぅッ!」
呼吸を整えてドアを真上に蹴りあげる。
ガッシャァァ!
ドアが落ちてくる前に飛び出し叫ぶ。
「こんの芋虫野郎が!こっちだぁ!」
図体に対して口は小さいけど俺一人位軽く一のみされるだろう。
こっちに気づいて顔をこちらに向ける。上から勢いよく飢えた獣の様に襲いかかる。
最後を覚悟して目をつぶった時にまた大きな気配を感じた。
後ろから声が聞こえる。
「おい、そこまでだ、芋虫。」
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