第2章

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第2章

・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ なんか、・・・・ぼおっとする。 んなの、いつものことなんだけど・・・ 「・・・・・・・・・・・綾?」 「あ、ん?」 こうして気がつけるのが、 この前までの 「空想ぼやぼや」 とは違うとこだ。 「・・・・あのさ、輝好きなの?」 「は?」 んなこと唐突に言われましても・・・ 「ん、どゆこと?」 「いや、ほんとのことちゃんと聞いてなかった、か・・・ら?」 「・・・・・・・・あ、んー・・・・好きではないんだ」 「え!?」 「ま、信じないだろうけど。  輝は、私にとってただの特別な友達」 「・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・  ・・・・・・・信じないけど」 「ふーん、  信じないならいいけど?  後悔しても知らんから」 「・・・・ふーん」 まったく信じてないな、亜衣め。 「・・・・・・さってと、昨日の御礼でもしてきますか」 私は、読んでいた本をぱたりと閉じ、 ごとりと机に置いた。 教室の扉から廊下をのぞくと、 ・・・・・思った通りか・・・。 非常に話しかけやすいメンツでありがたいが、 輝がいた。 隣には、話慣れた優斗と拓。 優斗と拓なら、隣にいても話しやすいかな・・・
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