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「・・・・・そうかあ・・・」
今のはかなり傷つく。
私にとって、人前で泣くなんてのは、プライドを1000000あるうちの
100000.5くらい削られたっておかしくないことなのに。
「ま、お前って完璧主義者っぽいとこあるもんな」
「んー・・・そう?まぁ言われなくもないんだけど」
「てかお前さ、なんで水瀬と仲いいの?」
これは結構驚いた。
いきなりそんな質問されても。
「・・・・ん~・・・・・・・・?なんでって言われてもなぁ・・・なんとなく?」
「なんとなくって」
「・・・・いや、本当に。そこまで深い理由があるわけでもないし・・・」
「・・・・・・・・ま、・・・・そんなもんだよな」
・・・・?
そう、呟くように言った輝の言葉は、どこか裏があるようで、気にならなくもなかった。
すると、ピーっと、先生の笛が鳴った。
「集合ーっ!!!」
「「「「...はいっ!!!...」」」
校庭の中心に、裸足で駆けだしたとき。
私の本当の夏は、始まろうとしていたのだった。
***
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