第2章

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「・・・あの、輝」 「ん?・・・あ、速水か。  めまい平気なの?」 「ん、大丈夫!それより、  ありがとうございました」 「だからもういいっつうの!!しつけーな」 「何!?何なんかあったの綾ちゃんとぉ、輝!!」 ・・・・やっぱ、輝のまわりにいる人たちは 軽く見えるなぁ・・・ 「・・・違うんじゃない?  綾の好みは裕とかでしょ」 「・・ゆ、優斗!?!?!」 「おお!?そのあわてようは!?」 「知らない癖にうるっさいなぁっ、拓!!」 「うっわぁ痛いとこ突かれたっっ!!!!!」 輝が、ぶっと吹いて肩で笑い転げている。 「え、そこ痛いの?んじゃあ綾、  もっと突いてやろうぜ――――」 「ヤメテヤメテヤメテ!!!!!ちょっと輝!!!  この人たちドSっぷり半端無いんだけど!!」 輝がもっと笑った。 すると、笑いを抑えながら、 「まあ優斗は俺よりも拓よりもSだからな(笑)」 「なんか背の高いやつらに  いじられるのっていい気分じゃねーなぁ  もう・・・」 拓が呆れたように言う。 「え、綾って何cmなの?」 「16・・2?」 「うっわぁぁぁっ・・・  速水お前女かよ!!!!!!」 「女だよ!!牛乳飲みすぎたというか  なんというか・・・・」 私がごにょごにょと言い訳する。
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