第1章 

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・・・・ なんか、もやもやもやもや・・・・ あっついし、・・・・ なんでだろうか。 ・・・・そういえば、組体操ってどんな並び順なのかな・・・ 輝は、・・・輝は、・・・・どこなのかな・・・・ ・・・・・・・・・・・・私はどこだろう? ――――あーーやっ!!! 「・・・・」 ――――――あや―――――!?!?!?! ・・・・・・・・・・ 「・・・・・・  ・・・・・あっ!?ご、ごめんなさい!!」 「・・・・い、いや別にいいんだけど・・・  業間なのに音楽室行かない綾って、  珍しいなって」 「え?なんで?  ・・・あ、寿々と亜衣が行くなら行くっっ!!」 「いや・・・ん?寿々いないね。行ってみようか?」 「うん?」 ・・・・寿々がいない。 ・・・っていうのも珍しいな。 ・・・トイレとか? 「トイレには・・・・いない?  上履きちがうしね」 「・・・んー・・・・って・・・あーあ」 「『あーあ』って・・・・・・・  ――――あららら」 私たちが見ているのは、 まるで昨日の続きをしているのかのように、 にらみ合いをする輝と寿々。 「・・・・・馬鹿じゃないの?あの二人・・・」 私が呆れたように言う。 「・・・ま、お互い意地っ張りって言ってあげたら?」 「・・・・まぁ言えてるけど」 「どうする?ほっとく?」 「・・・・・ん」 「・・・何、どしたの」
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