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しょっぱなから校庭とか無いわぁ・・・・
と思いながら、靴を脱いだ。
ソーラン節とか、おととしからやってる組体操で慣れたせいか、そんなに痛みは感じなかった。
それに、今日は一人技と並び順くらいらしいし、まぁ平気だろ。
「・・・・はぁ、これ何の並び順だろ・・・・」
寿々は前のほう、亜衣は中くらいの上くらいだし・・・
すごく仲がいい人って、あんまり周りにいないもんだなぁ。
ま、前の子、好乃とは普通に仲いいんだけど。
「・・・・・はぁ。」
5.6時間目に体育っていうのは、私的にかなりキツイ。
昼休みと掃除、あわせて40分くらいしか経ってないのに、食べ物が消化されるわけない。
すると、なんかいきなり後ろからパンチが来た。
ごんっ。
「いったああ~・・・・誰!?」
いつもの癖で、ついガッつき気味に振り向いてしまった。
・・・・・・・・・・・・・・あ。
この反応で、誰かわかった人は・・・・いるかな・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・なんだ、輝か」
「意外だな」
「は!?」
「お前って、殴ったら泣きそうなタイプかと」
「ええ!?そんな風に見える!?」
「いや、見えたから言ったんじゃん」
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