報告書NO.0(番外)

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「……どうした?」 呟くように。 倒れた彼は言葉を発してしまった。 少女は、ゆっくりと視線を下ろす。 「……なぜ?」 空気を伝い、通った声が聞こえた。 「……は?」 「なぜ、そんなことを言う?」 「なぜって──」 ──これが高石陽介と史上最悪最凶な災害【精霊】との史上初の、直接的な接触だった。
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