報告書No.01

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▽ ▽ ▽ 「ふぁ……。デバック完了。顕現装置との接続異常なし」 作業を終え、立ち上がり背伸びをする。 「お疲れ様。はい」 「サンキュな」 咲からコップを貰い、口に傾ける。 「おかげで、あとはAIを繋げるだけになったわ」 「そっちは?」 「問題はなかったわ。慣れない武装だったから疲れてたんじゃない?たまには休まないと──」 咲は右一指し指を自分の頭に向け、手を広げた。 「──爆発しちゃうよ?」 「分かってる。隊長には───」 ───ウゥウゥウウウゥ!! 倉庫内にけたましい警報音が鳴り響き、アナウンスが流れた。 『14時23分、金谷市に精霊出現!魔術師は速やかに現場に急行せよ!』 「咲!装備をランチャーにする!」 「了解っ」 陽介は、継ぎ接ぎをその場で脱ぐと、ボディースーツが露わになった。 そして、慣れた手つきかつ俊敏に足・手・胸と防具のような顕現装置を装着する。
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