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―――…いつかはこんな日が来るとは思ってた。
いや、分かってた。
分かっていて、パパの選んだ女性なら、私もそれなりに上手くやっていく自信もあった…
だけど、現実とは上手くいかないものだ。
実際にその存在を知らされ、同じ家に住むと言われ。
今日から家族だ。なんて言われても、そうすんなり受け入れられるような事ではなかった。
「初めまして――真希ちゃん、聖子です。今日からあなた達のお母さんになるんだけど、出会ったばっかりだし、受け入れられないとは思うけど、仲良くして欲しいの。」
聖子と名乗ったパパの連れてきた女性は、そう言って優しく微笑んだ。
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