第一話

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「お前ジャージもってるよな?」 「持ってるケド…?」 「この子に貸してあげて」 「え、大地のやつじゃ、」 「貸してあげて。」 「はい」 一瞬で二人の関係性が理解できた。 「えっと、じゃ、立てる?」 旭と呼ばれた男性は、ん、と手を差し伸べてくれた。 『ありがとう、ございます……、っ…』 素直に手をとったのはいいものの、足腰に力が入らず立つことができない。 「あれ?立てない感じ…?」 立てずに焦っている私をみて、旭さんも何故か焦りだした。 「まいったなぁー…っ、大地ぃ、この子立てなさそうー…」 「抱っこしてあげな」 「えっ!?////それは、セクハr」 「してあげな。」 「っ」
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