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『なにしてんのオッサン。』
私はオッサンの腕を捻りあげる。
男『いやっ。わたしは何も・・・。』
『イヤ無理だから。痴漢してるとこバッチリみたし。』
私は被害を受けていた女の子に向き直る。
『次でおりるから一緒に来てもらえる?』
女の子は青い顔でコクンと頷く。
私は通学に使っている電車が止まるとそのままオッサンを連れて降りる。
丁度学校の最寄り駅で良かった。
あとには女の子が続く。
・・・少し震えながら。
(最低、こんな可愛い子に痴漢するなんて
)
私は駅員を呼び、オッサンをつき出す。
『この人痴漢です。私はっきり見ました。』
オッサンは顔を真っ青にしている。
後悔するなら最初からやんなっつーの。
私は立ち去ろうとする。
女の子『あの・・・ありがとうございましたっ!』
女の子は私に向かって頭を下げる。
『良いよ、当然のことだから。
じゃあね。』
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