1

6/16
前へ
/204ページ
次へ
ガ『・・・お前それ女が威張って言うことじゃないぞ?』 私はガミオを軽くどつきながら言う。 別にか弱い子を強いものが守るのは普通だし、それに女も男も関係ないと思うんだけど。 『ちっちゃい事気にすんなって! そんなに気にしてたら将来禿げるよ? 』 クラスがまた爆笑する。 ガミオは24歳ながら、担任を任されている。 生徒が友人の様に接しても怒らない良い先生だと思う。 但し口は悪いが。 手も早いし。すぐ頭を叩く。 ガ『うるっせー!いいからさっさと席つけ!』 私は自分の席へと向かう。 途中友人の松田 美里(マツダ ミサト)に『よく言った』と言われたのでまたピースサインをつくる。 ガ『佐藤杏樹!さっさと席つけ!』 またお説教が始まりそうな苛立ちを含めた声がして、 私は慌てて席につく。
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

385人が本棚に入れています
本棚に追加