最近、手の神様とお友達になりました(by パルテナ)

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未知なる軍団は『亜空軍』というらしいです。 亜空間という空間を生み出し、世界を亜空間で埋め尽くさんとしている謎の集団。さしずめ、亜空の使者と言ったところでしょうか。 「その亜空軍の末端の者たちの……原動力が、だな」 「?」 「うちのファイターから抽出される"影虫"という物質なんだ」 「あら、拐われたんですね?」 「さらっと言ってくれるな……二度目だな」 ふふ、そう油断も隙もあるから、乗っ取られたり拐われたり混沌が舞い降りたりするのですよ。 「スマブラのファイター予定者、何故かは知りませんが……あちら側に付いているじゃありませんか」 「……」 「管理ミスが仇になっちゃいましたね」 「……色々あるんだ」 あら、拗ねちゃいました。 手が拗ねても、まったく可愛げが無いのが痛いですね。いろんな意味で。 「あと、ちょっと気になったのですが……」 「なんだ?」 「右手さん……創造神はどうしました?貴方は代理で来たようですが、こういう重要事項は代理を立てずにちゃんとした管理者が伝えるものじゃないですか?」 「相方に……マスターハンドに会ったことがあるのか?」 「えぇ、つい先日。ピットをスマブラのファイターとして雇いたい、と申し込まれました」 断りましたが。ピットに内緒で。 「あの野郎……!我そんなの聞いてないぞ……!」 あら、何も聞かされてなかったようですね。それでよく相方なんてやってられますね。
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