第二話

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じとじと朝から雨が降ったある日、携帯が鳴った。 ディスプレイを見ると 【明美ちゃん】 何だか嫌な予感がしながら通話ボタンを押す…。 「ももしもし?」 「恭平そこにいる?」 いつもの明美ちゃんとは別人のような低い声が聞こえてきた。 キョンは当たり前のようにあたしの部屋に居る。 「居る」と言った方がいいのか、「居ない」と言った方がいいのかと悩んでいると、それを察したキョンが携帯を奪った。
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