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しかし今、
二人は紛れもなく険悪ムードなのだ。
その原因は、99%キョンの高校にある。とあたしは思う。
「飯だぞ」
キョンが部屋に入ってきた。
「うん。あのさ、キョン」
「なに」
キョンはドアノブに手をかけたまま振り向いた。
「明美ちゃんと、どうなの?」
キョンの顔が一瞬ひきつった……ような気がした。
「どうって…続いてるよ」
「かろうじて?」
「まぁな、お陰様で」
「ふぅーん…なら、いいけど」
「心配?」
「別に」
「早く別れろって感じ?」
キョンはイタズラっぽく聞く。
「んなわけないじゃん、応援してますよ」
「頼りない応援ですねぇ」
「うるさい」
「飯が冷めるぞ」
「お腹減った」
「俺も」
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