始まりの朝

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「それじゃ行ってきます!」 バカ兄がいなくなったのは1週間前のことだった 急に海外研修が決まったと言い出したのだ 勿論いきなりそんなことを言うものだから母も父も大反対 でも不思議と陽華さんからは反応がなかった それどころか顔が緩みまくっていた 一体・・・ そんな疑問もあるが 「おはよう」 「おはよう中川さん」 進藤君の顔を見たら どうでもいいような気がしてきた 高校に入ってからというもの 毎朝爽やかイケメンこと進藤君と登校しているのだ 周りの女子たちの羨ましそうな目線が少々痛いが毎日リア充とゆうやつだ
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