第1章 驚愕と絶望

72/72
20人が本棚に入れています
本棚に追加
/80ページ
「な…んだよこれ!?」 次第に頭の痛みがひいていくが 胸が激しい痛みに襲われ顔をしかめ歯噛みをする。 すると突然 少し離れた所から悲鳴らしき声が上がり 散り散りになっていた人々は 全員空を見上げていたり 指を指している。 蒼空も蒼い光に包まれる中 人々の視線の先を辿ってみる。 そこには 巨大な鳥のような影があった。 体は黒っぽく 巨大な翼をもち、長い尾に長い首、その先には鳥の嘴を思わせる顔 そして強靭な足。 黒い影は大きな翼をゆっくりと羽ばたかせ上空からこちらへ迫ってくる大きな青いような影があった。
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!