第1章 驚愕と絶望

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木に寄りかかっまま大尉は胸の前で組んでいた腕を解いて 右耳の辺りから小さな円盤型の物を外し 右手親指でその円盤型の中心部を押す。 カチ という音とともに なにやらレーダーのような映し出された。 画面には白い点。そして少し離れた位置に9つの赤い点。白は現在地。赤は今回の任務の掃討すべき対象となる。 白い点(現在地)から見ると 赤い点は噴水の付近を表すことになる。 だが、レーダーを見ればそこにいるはずの相手は見てとれない。
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