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声の質が驚くほど一致する巨漢の持ち主だ。
「任務 ですか?」
ロイスの方を一瞥し、
豪快に笑う中佐に問いかけた。
ロイスは頭を掻いたり 腕を組んだり 拳を握って開いてを繰り返したりと落ち着きがない。
豪快に笑い続ける中佐はスルトの言葉に気付き、またも豪快に笑う。
「おお すまんすまん。 任務なんだがなあ これがまた厄介なもんで」
面倒事は好きじゃないが上官からの命は従わざるを得ない。
「軍の情報司令部がケルン街でバカでかいマナを捉えてなあ」
ケルン街。
ここ レスクラトスを一直線に北へ向かえば30分もかからない場所にある。
大勢の人で賑わうショッピングモールが建ち並び 若者に人気の街。
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