第1章 驚愕と絶望

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極端な話、子どもを護ろうとした父親がマナを使って魔物の撃退に成功したとしても 法に背いたとして父子は罰せられる。 正当防衛など聞きもしない 言語道断と言うわけだ。 「言ってもSACREDSの連中がいつ目つけるか分からん。出来るだけ速く確保してやってくれえ。お前さんならシンなど敵ではないだろう?」 そして笑う。 耳がどうにかなりそうだ。 「"確信のない自信は己を殺す" ではないのですか?中佐」 ダラム中佐がスルトと同じ大尉の頃 ダラム本人から教わった言葉だ。
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