第1章 驚愕と絶望

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だが徐々に 瞳に色が戻ってくる。 次第に 靄が晴れるように目の前に景色が広がる。 大勢の人が現れ背景には 背の高い建物が現れた。 そして音が戻り、頭の中に響く。 人の波が蒼空を避けて 流れ がやがやと賑やかな街の中にテンポのいい音楽が何処からともなく鳴り響いている。 すれ違う人々は 比較的若い。 「…?」 蒼空はわけもわからず 辺りを見渡してみる が、そこはやはり見知らぬ街だった。
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