第1章 驚愕と絶望

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状況が掴めない。 何が起きたんだろう。 たったさっきまで 辺りは日が沈んで暗闇に包まれていたはず。 だが蒼空がいるこの場所は日が当たって 暖かい。 日は低い位置にある と言うことは朝方だろうか。 なぜか深い眠りから覚めたような 酷い目眩がする。 ここは何処だろう。 なんで無傷なんだろう。 「傷?」 そうだ あの日 何が起きたのか分からず ただ暗闇を切り裂いた赤い光に飲まれて気を失った。 "運命を変えろ"だとかそんな声が聞こえたような。
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