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「お お前正気か!? 止めとけって!」
何を止めろなのかその言葉の意味が蒼空には理解出来なかった。
胸の痛みが更に増していき 蒼い光も次第に輝度を増していく。
「うそだろ…」
そう言って若い男は走って何処かへ行ってしまった。
それを機に端の方で見ていた若者達が 一斉に散り散りになり、逃げるように走って消えて行く。
「う゛……っ!」
突然、頭の内側から激痛が走り 頭を押さえ膝から崩れ落ちるように地面に手を着く。
その時だった
蒼空を包んでいた蒼い光が 4つの柱となり 天を貫かんばかりに 空へ昇り、 蒼空の足元に 巨大な円形の蒼い紋章の様なものが現れた。
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