プロローグ

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「くッ… 怯むな俺 今までどれだけの命を奪って… って、うお!!」 刹那、例の化け物が後ろから跳びかかって来るのを 半ば無意識に横に転がりかわす。 「オーケー、オーケー 落ち着け俺、深呼吸だ… そうだ! 素数を数えればいいんだ!」 「グルオオォォォ……」 ぶつぶつと独り言を続ける少年に対し 化け物と呼ばれた、見た目12メートルほどの頭に角の生えた茶色の生き物は 舌を出して餌の品定めをするかのように、その場にとどまっていた。
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