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「くッ… 怯むな俺
今までどれだけの命を奪って…
って、うお!!」
刹那、例の化け物が後ろから跳びかかって来るのを
半ば無意識に横に転がりかわす。
「オーケー、オーケー
落ち着け俺、深呼吸だ…
そうだ! 素数を数えればいいんだ!」
「グルオオォォォ……」
ぶつぶつと独り言を続ける少年に対し
化け物と呼ばれた、見た目12メートルほどの頭に角の生えた茶色の生き物は
舌を出して餌の品定めをするかのように、その場にとどまっていた。
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