プロローグ

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『さぁ!ついに人類の夢が………』 アナウンサーがそう言いかけた時、昼の空を一筋の光が輝き、まるで流星の様に    ミレニアムを貫いた。 『ぁ……あぁ………』 激しい爆発を起こしてミレニアムが砕け散る その光景にアナウンサーは言葉を失い、人々は目を疑った。 人類の夢が一瞬で破壊された現実に。 その時、僕も言葉を失った。 でも当時小学生だった僕にも理解はできた。 ………『あの人は死んだ』と。 「……お父さん……」 消えそうな声でそう呟くしかなかった。
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