早朝

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ここらで自己紹介しておこうか。 今までしゃべっていた(決して独り言では無い)のは、このシリーズの主人公である、俺こと棗 慶人(なつめ けいと)だ。 俗に言う主人公補正は他のキャラに任せてるんで、スペックには期待しないでください(泣) 「独り言言ってる暇あったら朝ごはん食べちゃいなさい。」 「いまの聞こえてたの?心の声的なのじゃないの?」 「何言ってるの?なんでもいいけど冷めないうちに食べちゃいな。」 「・・・・・」 「どうしたの?体調でも悪いの?」 「大丈夫。だけどなんかもういいや」 「?」 ちなみに今のは俺の母さんの、棗 亜星(あせい)だ。 今は専業主婦だが、昔は伊○丹というデパートで、バリバリのキャリアウーマンだったらしい。ごく普通の主婦だ 「朝から騒がしいぞ。どうかしたのか」 今のは俺の親父の棗 一也(かずや) 地元の工場で働いてるごく普通のガンコ親父だ。 「ガンコとはなんだ。ガンコとは」 「今のも聞こえてたの?俺の心の声どうなってんだよ?」 「せめて美人主婦とでも付け加えておいて」 「ややこしくなるからちょっと母さんは黙ってて!」 と、棗家の朝は賑やかだ。
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