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「え?!」
男性だ男性だと思っていた人物は何時の間にか女性的な体型に変化して目を向けた顔も女性のソレに変わっている。
「何時の間に?夢だからなんでもありってか?」
依然として意識が無い様子の【女性】は美しいなんて表現が陳腐に思える程の神々しさを感ずる超絶美形。モデルや女優が両手を挙げて降参しそうな程である。
「んっ、イカンイカン。見蕩れてしまっていたな。これは人命救助だしな」
輝も男の子。意識が無いとはいえ見た事もない程の美人に口付けるのだ。その表情はニヤけていた。
ジックリと女性の顔を堪能しながら顔を近付ける輝があと少しで触れそうになった瞬間
ズコッ!!
「ふんぬぉぉぉぉー!!!!」
神速とも言える速さで立ち上がった女性の頭突きを鼻に受けたのだ。
バネで弾かれた様に吹っ飛ばされた輝は後頭部から地面に着地し、その痛みも相まって只管に悶絶をしている。
『意識が無い女の子に手を出そうとした罰だよ。』
澄んだ女性の声は絶賛悶絶なう。
な輝の頭の中に直接響いてきた。
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