ヒュームドデイブル

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「く、来るなあ!」 俺はモニターに映る兵士が骨や筋肉を剥き出しにした悪魔に小銃をぶっ放しているのを見た。悪魔は弾丸の当たった部位から血を流しながら兵士に飛びかかった。 「ぎゃあああああああ!」 兵士は悪魔の持っている鎌に四脚を切り落とされた。切れ目からは赤い噴水を放っている。俺はこれじゃだめだと悟ったのでここの委員会支部の長官に一言放ってみた。 「だから普通の兵士じゃダメなんだよ。ほら、バンバン倒れてくぞ。だから俺に行かせろよ。」 「黒魔、お前は強い。だがまだ子供だ。ここで死ぬのは惜しすぎる。」 なんだこいつ、俺を舐めてやがる。 「なんだよ、ここで死ぬときまったわけじゃあるまいし。俺一人でこいつら駆逐できるからさ。」 「仮に駆逐できるとしても出動許可が総司令から下りてない。」 その瞬間ビビッと音がなり総司令からの司令がきた。 「こちらデイビッド、ヒュームドデイブルNo.27荒神黒魔、戦場に迎うことを許可する。直ちに増援へ迎え。」 キタッ!俺の出番! 「その総司令から出動命令だぜ。長官。俺の戦う様、モニターからしっかり眼に焼き付けとけよ。」 「わかった…。行ってこい。死ぬなよ。」 死ぬか馬鹿野郎。 装備はデザートイーグル二丁に高周波ブレードか。なかなかだ。じゃ、行くか。 「うわああああ!」 悪魔に追われている兵士がいるな。よし、 「どりゃ!」 俺の振り下ろしたブレードで悪魔は一刀両断。 「俺、参上。」 かっけえぞ。このシチュエーション。 「危なかったぁ、ありがとうございます!」 兵士から感謝された。ま、もっと暴れてやるよ。 「ふっ!」 俺は悪魔の密集する場所までジャンプした。 「てめえら全員皆殺しにしてやんよ。」 そう言った後、悪魔どもは俺に飛びかかってきた。俺はそれがくる前に宙に舞い上がり、悪魔どもに向かいデザートイーグルを連射した。 「オラア!死ね死ね死ね死ね!」 弾丸は悪魔の身体を貫通し多数の悪魔が死んで行った。 「くらえゴラア!」 俺は死に損なった悪魔を蹴り上げ、そのままブレードでバラバラにしてやった。でもまだ悪魔ども は残ってやがる。 「最初100体居たなかの80体は死んだな。あとは20体。」 俺はこちらに近づいてくる悪魔どもに向かい回転斬撃を飛ばし、悪魔どもの下半身と上半身をバラしてやった。辺り一面は血の赤に染まった。 「意外と弱いなこいつら。」 俺はそう言ってブレードを鞘に入れた。
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